この子達に会ってきました

　　　

ただいま！
無事、旅の工程を終えて帰国しました。
終わってみれば、予定通り、一日の狂いもなく帰ってこれたことが
奇跡だったとしか思えません。
現地では、大荒れの天気に見舞われ、何人もの人が足止めを食らっていたり、
フライトキャンセルなどで、なかなか予定が立たないという話も聞いていたので、
本当にラッキーだったんだ、、と、現実をかみ締めているところです。

マドレーヌ島で3泊したのですが、3日目でようやくヘリが飛び、
あざらしに会いに行くことができました。


セントローレンス湾を覆う流氷です。


リラックスしすぎです(^-^;)


まるで、雪見大福。
と思ったら


寝てしまいました。耳を書いたら、まるで白くま（≧▽≦）


この子は、毛が抜けかかっています。（顔の横にぶつぶつ黒いのが見える）
生まれて15日ぐらいすると、母親は子育てをやめ、突き放してしまうので、
赤ちゃんは自立しなくてはいけません。
最初は狂ったように、ママを探して鳴いていますが、そのうち悟って、
自分で生きていく術を見つけていくとのこと。
自然界の厳しい生活にたくましくいきていく、この子達の未来は
計り知れないものがあるように感じました。

地球温暖化という言葉は、耳に定着したように思えるのに、
それが私たちの生活にどのような影響を及ぼしているかを
実感するのは難しいかもしれません。
ただ確実にその恐るべき破壊行為は、この地球上、目にするところで徐々に現れており、
もう見てみぬふりはできない末期状態であることは明らかです。

それでも、この世に生を受けて、澄んだ目で私を見上げるあざらしの赤ちゃん。
時折、まぶしそうにまばたきを繰り返し、
涙で寒さから保護された、潤んだ瞳で遠くを見つめています。
その表情はとても安寧で、
ただごろん、ごろんと、くつろいで、伸びやかに氷の上でリラックス。



一筋のかげりもない無垢な瞳は、過酷な現実の世界を
一瞬遮断してくれるような、そんな力を感じました。

今年も約3万頭の新しい命が、この海に生まれました。
峻厳なこの地球の様相とはうらはらに、
お母さんの愛情をたっぷりそそがれた赤ちゃんの穏やかな姿は
いつまでもいつまでもあのセントローレンス湾の海ではぐくまれていくことでしょう。
この子達が幸せに、来年も、それからも、本来の自然の摂理で生き抜くことができますように。
そう願わずにはいられない、そんな旅のひとこまでした。

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最近はメールでコメントを頂くことが多くなりましたので、
思い切ってBBSをやめることにしました。
セキュリティの強いBBSレンタルがあれば、
いつかまた復活しようかなーなんて思ってますが、どうなることやら～
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