極寒の島の真っ白な天使たち

また旅に出ます。
今度の行き先は・・ 　　　

カナダのマドレーヌ島です。

私がカナダにいたのは、もう10年以上も前のことになりますが、
その頃から、「マドレーヌ島へ、タテゴトアザラシの赤ちゃんを見にいきたい！」
って思ってました。

マドレーヌ島・・・そこは、赤毛のアンで有名な島である
プリンスエドワード島の上に位置し、北極も近いという、最北東にあります。
セントローレンス湾に浮かぶ６つの小さな島が砂洲で、ひとつにつながった島です。

が・・私が住んでいたのは、カナダの西の玄関口と言われるバンクーバー。
マドレーヌ島は、カナダの東の一番はじっこ。

カナダにいながらにして、これだけ遠いところにいく、お金も時間も、当時はなく、
気づけば、あざらしの赤ちゃんを見れる時期を逃してしまいました。
帰国してからなんて、もっと行くチャンスがなくなってしまっていたのです。

タテゴトアザラシの赤ちゃんは、毎年必ず2月28日前後に一斉に生まれます。
マドレーヌ島の周りの流氷の上、冷たい氷の上で、
お母さんに栄養分をたっぷりふくんだミルクをもらいながら
2週間まったりと氷の上ですごし、
すくすく育つその時期に、私たち人間がおじゃまする、、という
貴重な体験ができるのです。

YouTubeで、赤ちゃんの動画見つけました♪
（わが息子、まあちゃんに見えてしょうがない・・）

あざらしの赤ちゃん

※注意！音が出ます

ただ近年の地球温暖化の影響で、赤ちゃんが育つはずの流氷が小さくなったり、
氷がなくなってしまったり、氷が割れてしまったりして、
赤ちゃんが海におちておぼれて死んでしまうことも増えてきたとか。
おそらく、自然に対して非常にStrictなカナダ政府のことですから、
対策はいずれとられることでしょう。
対策といって真っ先に思い浮かぶのは、もうアザラシのツアーなど、
一般人が立ち入れなくなる。。。ということです。
自然に触れる機会が少なくなるのは寂しい限りですが、
やっぱり自然保護のことを考えると、私はその方針に賛成です。

だから今回行くのは私にとって、最初で最後かもしれない・・・という覚悟で、
旅行計画を進めていました。
年々問題になってきている地球温暖化の問題も含めて、
色々な現実を見つめることになると思います。
あざらしかわいーなんて悠長なこといってる場合じゃないかもしれないですしね。

ならばぜひカメラを新調し、色々写真に収めたい、、
私が去年ダーリン（K10D)を購入したのは、そういう経緯があったからなのでした。
で、前回の記事、動物園での即席撮影練習につながるわけです（笑）

かわいいアザラシの赤ちゃんの姿はもちろん、
今地球上がどんなことになっているか、
厳しい自然界を通して、
拙くも、何か私もメッセージをみなさんに伝えられたらいいなと思っています。
同じ地球上に住んでいる以上、昨今の温暖化の問題は、
もう他人事ではない話なのだと思うからです。

また、マドレーヌ島の他、私の第二の故郷バンクーバー、
それからモントリオールにも立ち寄る予定です。
モントリオールは12年ぶりに訪れるので、とっても楽しみ。
北米の中で、私はモントリオールがある、カナダのケベック州が一番、
一番食べ物がおいしいところだと思っていますので
短い滞在ながらも、食も堪能してきますー♪

しばらく日本におりませんが、帰国後、色々なレポートをアップする予定です。
それでは、いってきます！