前回の続き
トップ写真はVちゃんの子供たちのスイミングスクール裏にある
ファームにいたやぎさん。
レッスンの間、外を散歩してたら、この子たちを見つけました。
すげー見られてます(・∀・)
やぎさん、ひつじさん、うしさん3頭、牧羊わんこがいました。
中でもこのやぎは柵越しに私のあとをトコトコついてきて、かわいかったなー。
また、NZは牧羊犬を中心としたわんこ天国。
映画のベイブに出てくるようなおりこうなわんこが沢山います。
今回お世話になったファミリー宅でも、(ひつじ仕様じゃないんだけど)
わんこたちに出会いました。
まずはOscarから。
闘犬として有名なアメリカン・スタッフォードシャー・テリアの子犬は
生まれてすぐに闘犬候補とそうでない子とすぐに分けられるそうです。
この子は、生まれて数カ月で戦力外通告を受け(^-^;) Vちゃんの家にやってきたというわけ。
きみは・・・闘犬・・・無理だよね(^-^;)
とにかく人懐っこくて愛嬌たっぷりの表情。
私が座ってると、こんな顔でじっとのぞきこむんです(*^-^*)
私が着いた当初はお庭に出されていて、
じーーーーーーーーーーーーーーーーっと恨めしそうにこちらを見ていました。
普段は家でうろうろしてるらしいんだけど、お客さんがくると、外に出すそう。
でも、あのせつない目が可哀そうで、私は大丈夫だから入れてあげて!と言ってあげました。
体は大きいけどとってもさみしがり屋さんで、人懐っこさに私もノックアウト。
帰る日、ちょこんと車の中まではいってきて、
結局空港まで見送ってくれたかわいいやつ。
ただ、この子はガンを患っているそう。
Vちゃん曰く、「もう11歳だし、時が来たんだと思うわ。」と、特に治療はしていない様子。
「ガン治療とかはしないの?」と言うと、「もし彼が若い犬だったら、やるかもしれない。
でも、もう十分生きてるし、彼はとても今ハッピーに見えるし痛がってもないから
自然に時を待とうと思うの。時々患部を痒がるときには薬はつけてあげるけどね。
本当に彼が辛くなったときは、おそらく安楽死を選択するでしょう。
無理に苦しみを加えることはしたくないし、痛さや辛さは彼も望まないと思うから。
それが自然だと思わない?」
あー日本と動物医療のとらえ方が違うな、、と思いました。
日本は、今ペットブームで、かくいう私もそうですが、口の聞けない動物のために
あれやこれやとけがや病気にはお金をかけてしまう傾向があります。
でもそれが果たして本当に彼らのためになるのか、、と思えば
そうではないことが多かったりするのかなと思うんです。
怪我はともかく内臓系疾患やガンは痛みを取り除く様々な治療があるといいます。
ただ老いた動物にとっては、その心身的負担は相当なものだそうです。
口が聞けないからこそ、延命として治療するより、Vちゃんのように
ガンであることをちゃんと飼い主が受け止め、それを過剰に反応せず、
無理な治療や投薬をすべきかどうかを冷静に判断することや、
動物の気持ちになって考えてあげることが大事なんだって思いました。
私も、もし自分の猫たちが病気になって、決断を迫られた時に
Vちゃんのように、はっきりとした信念をもって自分を納得させられるのか、、
考えたくはないことだけど、Vちゃんの言葉はしみじみと私の心にしみわたりました。
さて、Oscarと仲良しのLavieちゃん。
この子は女の子で12歳のジャックラッセル。
Vちゃんのママが飼っています。
Vちゃんとママの家は、1ブロックしか離れてないので、
しょっちゅうお互いの家を行ったり来たりしてるそうなんですが、
犬たちもとっても仲良しなので、犬連れで行き来してるのです。
ディナー中、かまってかまってがうるさいので、二人とも外に出され、うらめしやーの巻(笑)
Oscarはママのことも大好きなので、寄りそうとすると、すかさずLavieちゃんはママの膝に乗ってきて
「ママはあたちのもの」と必死でアピール。すました顔でけん制するその姿がとってもかわいい(^-^)
ママも、「この子はもう12歳、死んじゃうことなんて考えられないわーー」って何度も言ってました。
二人とも次に私がNZにいくときに、この子たちに再び会えるのかな、、と
ちょっぴりお別れのときはさみしかったです。
でもそれは人間のエゴな考えですよね。
愛情たっぷりと大自然の綺麗な空気のもとで暮らしてる二人は、
穏やかな老後をとても幸せに過ごしていましたから。
最後に会ったわんこは、みそはむちゃんのおうちにいる、
とっても若い、まだ三歳になったばかりのNitaちゃん。
リトリバーの血が入ったMIXで、筋肉隆々としていてかっこいい女の子です。
みそはむちゃんのBOYSたちと元気に暮らしています。
この子はとにかくパワフル。そして普段は家で一人でお留守番してるので、
家に人がいると、もううれしさ大爆発!なのです。
私がすわってると、「あの。あの。」と手をちょいちょい出してのしかかってくるんですが(笑)
おろしてもおろしても、かまって攻撃がやみません。どこまでもかわいいやつ。
で、また寝方が、かたつむりみたいにくるんと丸まってかわいいの。
Vちゃんちの二匹に比べて、さすが若いだけあり、パワフルさに負けそうになったりしましたが、
何をやっても許せちゃう、そんなキャラのNitaちゃんなのでした。(「今日のわんこ」風に(笑))
NZのわんこはとにかく毛艶がよいです。
Nitaちゃんは特に若いのでそれを強く感じました。
みそはむちゃんに聞くと、羊用わんこと、普通のおうち用わんことえさが別れていて、
それをデリバリーしてもらうシステムがあるんだって。
それがすごくよいご飯らしく、毛艶がよくなったそうです。
あと、Nitaちゃんが、みそはむちゃんのだんなさんとお散歩にいった際、
だんなさんが「川にジャックラッセルがいた」と連れ帰ってきました。
きょとんと、車の後ろで、Nitaちゃんと二人でいたジャックラッセル。
センターに電話し、埋め込みチップから飼い主を検索してもらい、
ものの15分で見つかったのです。
あっという間に迷い犬になりそうだった子がちゃんとおうちに戻れるシステム。
まるでゴミのように犬や猫を捨てる悪魔の輩(もはや生き物にそういう行為をする自体人間ではない)
がいる日本にもぜひ必須項目にしてもらいたいです。
そしてNZという国は、人間も、自然も、動物も、幸せに暮らせる国なんだよなー。
全てにおいて、空気感とか人間性など、「癒」の一文字が頭に浮かぶ、
そんなイメージだった今回の旅。
(仕事で疲れてたからかな(笑))
お隣のオーストラリアの影にひっそりと隠れているけど、
本当におすすめの国です!
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2009 NZ旅行記★再会その1
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2009 NZ旅行記★おいしい食べ物編
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