リサイクルの神髄

要らないと思ったら。 　　　

年末から色々いらないものを処分したり整理したりしてるんですが
捨てるに忍びないものはオークションに出しています。
中古でも気に入っていただける方とご縁があれば、、と、
ささいなものも出品したりするんですが、結構アクセスがあったりして
まるでわんにゃんの里親探しのようにどきどきします(笑)

オークションといえば、忘れられない思い出があります。
もうほとんど使わないかなり古いヴィトンのバックを出品した時のこと。
値段を釣るというより、とにかく誰でもいいからひきとってーーーーー！って
かなり格安な設定をして出品したんですが。
落札されたのは男性で、送り先は同姓の女性宛て、
そして違う住所へ、、と依頼されました。
ちょうどお盆の時期だったので、奥さんが帰省されてるのかしら、、と思い
その住所にお送りしました。

その後、無事届きましたというメールがその男性から入り、そこには

「自分は今無職になってしまいましたが、●●商店街をルイヴィトン持って歩きたいという母の願いを
ようやくかなえてあげることができました。
格安で落札させて頂きありがとうございました」

と書かれてあったのです。
もうこのヴィトン要らないし使わない。
誰でもいいから、わーーーーーっ！っていう気持ちがちょっとでもあった
自分が申し訳なくなるぐらいの、お母様を思うこの人の純粋な気持ちに
じーんとした私です。

それから出品するときは、　できるだけその商品の労をねぎらい、
今までありがとうっていう気持ちを忘れないで、梱包し相手に届けるようにしています。
中古品って、アンティークの一環で、人の手にわたったものだからこそ
よい気をいれて、送り出したいものです。