浴衣でお出かけ～夏の下町探索と粋な江戸前鮨

門前仲町に惚れました（≧▽≦） 　　　

いやーーー暑い！暑くて暑くて暑くて暑くて煮えてしまいそうです(>_<)
太陽の光、そして湿気に弱い私にとっては地獄の季節でもあります。

そんな中、暑気払いをしよう！と誘ってもらったのは門仲。
今年は深川祭りもあるせいか、色々なところで門仲の特集が目に付きます。
そこにある行きつけのお鮨屋さんにつれてってもらえるとのこと。きゃーー！

なんといっても、そこは私にとって初めての「一見さんお断り」のお店。
怖いマスターとかがいるのかなぁ。
箸の持ち方とかもチェックされちゃうのかなぁ。
気に入られなかったらどうしよう、、などと
少々どきどきしてたんだけど、
とっても気さくで江戸っ子の大将がやっているお鮨屋さんなんだよと
行く前から色々聞かされたので、ほっと一息。

そしてそこは常連さんだけですぐに一杯になってしまい、テーブルがとれないこと、
それからHPなどで積極的に宣伝もしていない口コミのお店ということで、
必然的に一見さんは入れず、いつも常連さんでにぎわっている、、
というまるで時代劇に出てくるような雰囲気のお店なんですって。

じゃあせっかくだから門仲探索もしよう。
だったら浴衣で行こう！とわくわくしながら計画を遂行。
浴衣で東京の下町を歩く、、、
夏は嫌いだけど、このコンセプトは私大好き。
きっとちゃきちゃきの江戸っ子だった祖母の影響でしょうね(^-^)

浴衣は今シーズンはすでに何回か袖を通していますが、
お鮨屋さんにいくということで、明るめの薄紫の浴衣を選びました。

日も翳ったころ、門仲に到着。
その日は、昼間記録的な暑さだったのですが、
夕方は気持ちよい風が吹き抜け、日の光も穏やかになり
のんびりと門仲商店街を歩きました。


そして深川不動尊に到着。
厳かな雰囲気を感じながらそぞろ歩き。


そのとなりにある富岡八幡宮も、はしごをしてお参りにいきました。
境内って広くて清々しい気持ちになりますね。

この界隈は、甘味どころや、うなぎ屋さん、
もんじゃ焼き、和菓子屋さんなどのお店があって
夕方の打ち水をしながらのご近所同士のおしゃべりをところどころで見ました。
どこか懐かしい趣がたっぷりです。
浅草ほど観光名所的な派手さはないけれど、この昔ながらの空気は
なんともいえない心地よさを感じます。

さてさて、今日のメインイベント、お鮨です！
時間は6時。さっきより太陽はさらにオレンジ色になり、
そしてさらに暑さも和らいだこの時間はとっても気持ちがいい。
打ち水で涼しくなった裏道をしばらく歩いたところにひっそりとそのお店がありました。
まだ早い時間だというのに、お店はすでにお客さんが一杯。



カウンターにつくと、すでに用意してくださっていたと思われる冷え冷えの日本酒を頂き、
頼まなくても、がんがん目の前にお鮨やらお料理が並びます(*^-^*)


まずはお刺身の御造り


煮物。箸にふれると、すぐに崩れてしまうほどのやわらかさ。
油ノリノリですでに感動で一杯の私。


貝の三杯酢和え。
江戸時代からの三杯酢のこだわりとは、、というような、
お料理と一緒に聞く大将のうんちく話も楽しい。


こはだあじ～♪アジ大好き！光物大好き！


ハモのてんぷら。ふわふわで、ましゅまろみたい！！！
この衣、、、企業秘密なのでしょうが、ゼヒ知りたいところです。うまい！


かつおのたたきと水菜。
かつおにこんなに油が乗ってるなんて、、至福の時。。。


イカそうめんと、うに！！！
ぐちゃぐちゃに混ぜて食べなさい！といわれて、その通りにしたところ、、、
友達と私、無言になりました。。。うますぎる。
ウニも新鮮で全然生臭くないのです。

・・もうすでにおなかMAX！！！はちきれそう、、、どうしよう・・
ここは、頼まなくてもどんどんお料理が出てくるようで、
STOP!!といわないと、かえって申し訳ないことになってしまう、、と友達に耳打ち。
残してしまうほど、お料理人に対して失礼なことはないですからね。
でも、、悔しい、、、浴衣でやってきたことを後悔したぐらいです(>_<)

そしたら、じゃあ軽く！と、穴子を握ってくださいました(・∀・）

う。。。美しい、、しかもふわふわの穴子！！
全然OK!!食べられる！と思ったら、巻寿司、卵焼きなど、
出てくる　でてくる。。。でもちゃんとおなかに溜まらないものを
計算して握ってくださるところがさすがです。

お魚は新鮮で、しかもお料理はこだわりの一品。
大将一人で切り盛りしてるのですが、その手際のよさったら！
しかも、常連さんへの気配りや話のタイミングも逃さず、
押し付けがましくなく、それでいて絶妙な距離感でお客様におもてなしをする、、、
全てにおいて「プロ」の真髄を感じました。

時間が経つにつれ、さらにどんどんお客さんが入ってきて、中には有名人の方も。
店内は和気藹々とした空気で、来月の深川祭りの話などで盛り上がっていました。
気さくな江戸っ子大将と、下町気質のお客さんと、おいしいお鮨。

普段食べ歩きが好きな私ですが、ここは今までのどこよりも違う！！！
こんな世界もあるんだ、、とある意味ものすごいカルチャーショックでした。
そしてお金なんかでは買えない、そんな空気を堪能した、ものすごく貴重な時間でした。
つれてってくれたGちゃん、ありがとうーーー。感謝感激です。
私も早く常連さんの仲間入りをしたいです(*^-^*)